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今年最も狙い目なのは「西新宿エリア」だ。超高層ビルが建ち並び、企業の憧れだった新宿副都心も、今は空室を抱えているビルが増え、賃料に割安感が見られてきた。平均賃料で比較すると、わずか1年間に16%も下がっている。昨年、このエリアはメーカー系の企業が新築の大規模ビルに統合・集約などの理由で移転したケースが 多く見られた。その影響で既存ビルに空室が発生する「二次空室」という現象によ り、今まで高嶺の花だった高層ビルなどの優良物件に入居できるチャンスが広がって いる。
西新宿エリアの特長は、ワンフロア面積が比較的大きいビルが多く、交通の便も抜群に良い。また、60メートルを超える超高層ビルは当時の耐震基準をクリアする構造になっており、特に通信・情報関連企業から改めて注目が集まっている。
二次空室の優良物件が集まっているエリアは、なにも西新宿エリアだけではない。ビジネス街のトップブランドである「丸の内エリア」にも、二次空室の影響が出始めている。特に、丸の内から日本橋にかけてのエリアは注目されている。もともとこのエリアは、バブル時の大規模ビル平均賃料が7万円(坪単価)台後半だった。しかし現在では、その半額以下になっており、最も割安感が感じられるエリアといえる。なぜなら、西新宿エリア同様にワンフロア面積が大きいオフィスビルが多く、地方へのアクセスも良い。そして、なんといっても「丸の内ブランド」は、企業にとって今も変わらずに魅力的だからだ。
もうひとつの狙い目は、虎ノ門から溜池山王、赤坂、六本木にかけての六本木通り周辺エリアだ。このエリアは外資系企業が集積していることで、比較的イメージが良い。しかも、優良ビルに二次空室が増え、賃料にも割安感が出てきているために、特に外資系企業からの移転ニーズが高まっている。その他、恵比寿・渋谷エリアや銀座・新橋エリアなどの人気エリアにある優良ビルにも、空室が多数出始めてきている。
2004年今こそ狙い目!二次空室穴場エリア
西新宿
丸の内
六本木通り周辺
賃料はここ1、2年が底値
フロア面積にゆとり
各線利用でアクセスは抜群
ビル名でもわかる
ピーク時の1/2程度で割安感大
面積の大きい大型物件が多い
地方へのアクセスも完璧
企業集積で注目度が高い
今後賃料に割安感が見られる傾向に
外資系企業が集積
商店街が多くランチに便利
アフター5も充実
二次空室のPOINT
新築ビルの影響で賃料は下がり気味に
大手企業移転で大型物件に空室
今後は三次空室も増加
一方、新築ビルの供給は2003年で完了したわけではない。今年以降も続々と新築ビルが誕生する予定だ。現時点で発表されている都心の大型物件は90棟を数え、千代田、中央、港の都心3区だけでも61棟。総延床面積は約390万m2に及んでいる。また、最高のスペックを兼ね備えた新築ビルは、昨年に引続き企業から高い人気を維持している。
ビルの供給量が一気に増大したことで、これからは借り手に有利な時代が来る。また、選択肢が豊富になってきている今、オフィス移転は全ての企業にとって身近なものになりつつある。さらに、既存オフィスビルの二次空室と今年供給される新築ビルの棟数から推察すると、2004年以降は間違いなく優良ビルを好条件で確保できる絶好の時期といえそうだ。
■2004年 狙い目エリアの募集賃料(データ提供:三幸エステート)
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