「移転するとした場合、何が重要か」という設問に対して、20代、30代のOLのうち9割近くが「交通の便」と答えた。続いて多かったのは「トイレ」。OLにとってはトイレがきれいかどうかというのは、「オフィスの広さ」や「建物の新しさ」そして「セキュリティ」よりも重要のようだ。
トイレに次いで多かったのは「建物周辺の店舗」や「周辺の環境、雰囲気」で、半数以上が「重要」と答えている。オフィスとしての利便性や機能性などより、平日の生活に関係する項目のほうが多い。オフィス生活をいかに楽しく、
充実させるかという点のほうが大事というのは、いかにも“イマドキ”のOLを象徴している。
では、実際に現在のオフィスのどんな点に不満があるのだろうか。次ページではそれぞれの項目ごとに現在の不満度を円グラフと不満率(「とても不満」および「少し不満」と答えた人の%の合計)で表し、また具体的な不満の内容の中で特徴的なものを箇条書きにした。
最も不満率が高かったのは空調だ。「適温であったためしがない」とバッサリ。「空調が悪いと健康や体調の悪さにつながり、仕事に支障をきたす」と重要性を切実に語る。花粉やホコリなどのアレルゲン対策はOLだけの問題ではなく、早急に対策が必要だろう。また、レイアウトやインテリアの悪さにも不満たらたらのようだ。
ちなみに「重要」との声が大きかったトイレも、現状では半数近くが不満。「清潔なだけじゃなくて、個室の数が重要」とのこと。男性トイレには縁がないが、小物入れ(ロッカー)への要求は強
い。歯磨きセットや化粧品、生理用品などを入れておくもので、「男性ばかりの職場で生理用品をトイレに持っていくのはイヤ」という理由。また、洗面とは別に化粧直しのためのカウンターも希望者が多い。OLにとってトイレは、トイレ本来の目的のほかに身だしなみを整え、気分をリセットする大切な空間なのだ。
トイレ以外で欲しい設備のトップはコーヒーサーバー。2位は加湿器と冷蔵庫。「乾燥でお肌だってぼろぼろだから加湿器ぐらい欲しい」と懇願。ミネラルウオーターやビタミンドリンクを冷やすための冷蔵庫とともに、「お弁当を温めるのに欲しい」のは電子レンジ。「外食やテイクアウトばっかりじゃ栄養が偏っちゃう」と健康志向で、希望者は確実に増えている。
オフィスの近くに最も欲しい施設はコンビニ。一人暮らしのOLにとって、生活費の引き出しや公共料金の払い込みなども可能になったコンビニがあるか否かはまさに死活問題。銀行や郵便局が近くにあれば、「家賃などの振込みや、仕事場でのお使いもさっさと済ませられる」から便利だという。
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