プロジェクト概要
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- コクヨ株式会社
齋藤 敦子氏 - RDIセンター
主幹研究員
CATALYZER編集長
- コクヨ株式会社
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- コクヨオフィスシステム株式会社
一色 俊秀氏 - ソリューション本部
ソリューション開発室 次世代WS研究開発グループ
主任研究員/シニアデザイナー
- コクヨオフィスシステム株式会社
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- コクヨビジネスサービス株式会社
海老澤 秀幸氏 - 広報部 東京広報グループ
コクヨグループ広報担当
- コクヨビジネスサービス株式会社
コクヨグループではこれまでも多くの次世代型オフィスを実現し、しかも実際に社員が働いている空間を「ライブオフィス」として公開することにより、新しいワークスタイルの提案を行ってきた。そして昨年11月、品川の事業所内に開設した「エコライブオフィス」は、CO2削減とワーカーの意識改革をテーマにした先進的な実験オフィスとして、オープン以来、見学者が絶えない状況だ。屋外でも仕事ができる広いガーデン、屋外と連動した縁側のようなコミュニケーションエリア、執務エリア内に庭のように存在し人々を集めるシンボルツリーなど、自然と一体となったオフィス空間は、あえて季節を感じさせることで省エネと創造性への支援を同時に可能にしている。さらに、人工知能を駆使した世界初の知的照明システムや複数のプロジェクトが共存できるシェアードプロジェクトルームなどの未来型ツールも注目を集めており、今後の成果が大いに期待されているオフィスの一つだ。
コクヨ品川オフィス
| 所在地 | 〒108-8710 東京都港区港南1-8-35 |
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エコライブオフィスの見学申し込みは以下へ。
- TEL
- 03-3474-6006
- 問い合わせ受付時間
- 9:00~17:30

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- 季節感が「エコ+クリエイティブ」を生む
- 省エネなどの環境対策は、企業にとって成長とは逆のベクトルになると考えがちだが、オフィスにおいてはこの2つを両立させる方法が ある。それがコクヨのエコライブオフィスで、「適業適季」という新しいコンセプトにより、オフィスに季節感を持ち込むことで、空調負荷 の軽減と、感性の刺激による創造性の向上を目指した。
- 仕事を動かす四季のサイクル
- 「適業適季」のベースにあるのが、企業における多くのプロジェクトが1年間、つまり四季の移り変わりを一つのサイクルとしているとい う点だ。したがって、季節を感じるオフィスにすることで、かえって時間意識が生まれ、効率化が図れる。
- 屋外の「ガーデン」もオフィスの一部
- コクヨのエコライブオフィスで最も注目されるのが、広いルーフバルコニーを利用した「ガーデン」。従来のようにリラックススペースに 使うだけでなく、屋内のワークスペースと一体化することで、ここでも仕事ができるようにしている。それにより、空調負荷の軽減と発想の 転換が期待できる。
- 省エネ+知的照明システム
- 執務エリア内は300、500、700ルクスの三段階にゾーニングしたほか、人が不在になると200ルクスに照度を下げる省エネ照明システムを 採用。LEDの多用と外光の利用など照明の省エネによるCO2排出量は年間30トン削減を目指す。また同志社大学と共同研究中の知的照明システムを導入して、創造性への効果を実験中。
- 環境へのさまざまなアイデア
- 執務室にも外気と外光を取り込むトップライトを設置し、下を小公園のイメージに。マイカップ使用可能な自動販売機を採用するこだ わり。
- CO2排出量を全体で41.5%(56トン)削減!
- 空調、照明、緑化、運用などによりCO2排出量を従来型オフィスより大幅に削減。適業適季への関心は予想以上に高く、今後もより効果的な活用を検討。
CO2の発生を少なくすることと企業の成長は同時に達成できる
CO2の排出規制がますます厳しくなる中、オフィスも例外ではなく、省エネ化や廃棄物の低減などの具体的な対策が求められてくるはずだ。 「これらの環境対策は、企業の成長にとってはマイナスになると思われてきました。つまり、生産性の向上と省エネは、相反する考え方だったのです。しかし本当にそうなのでしょうか? そんな疑問から、私たちの新しいオフィスづくりが始まりました」(コクヨオフィスシステム次世代WS研究開発グループ・一色 俊秀氏)
コクヨ株式会社を中心とするコクヨグループは、これまでも多くの次世代オフィスを開発し、先進的なワークスタイルの提案を行ってきた。そして今回、「省エネ型でありながら、ワーカーの意識を変革し、知的生産性を高めるオフィス」の可能性を探っていったところ、生まれたのが「適業適季」というキーワードである。
「これまでのオフィスでは、1年中温度・湿度をコントロールするように設計されていました。このため、外気とは切り離され、空調に多くのエネルギーを費やしていたのです。しかし、ここで発想を変え、四季に合わせた働き方ができるようにすれば、室温設定はそれほどシビアにする必要はありません。特に春と秋には大胆に外気をオフィス内に取り込むことにより、大きな省エネ効果が期待できるはずです」(コクヨグループ広報担当・海老澤 秀幸氏)
従来とまったく異なる視点でオフィスを設計する。具体的には空調システムを根本から見直し、屋外と一体化した空間づくりを進めたのである。そのことが、ワークスタイルに新たな変革をもたらせた。
「人間は本来、四季の移り変わりを感じながら生活してきました。したがって、オフィスにも季節感を持ち込むことで自然のリズムを取り戻し、かえって働きやすい空間になったのです。省エネ意識が高まるとともに、感性が刺激されるのか、創造性をより発揮されるようになり、知的生産性の向上に大きな効果があると期待されているのです」(一色氏)
四季を感じるオフィスこそが創造性を発揮する仕事に最適
それでは、コクヨの提案する新しいワークスタイル「適業適季」について、もう少し詳しく見ていこう。
エコライブオフィス品川にはコクヨグループのいくつかのチームが社員を置いているが、商品開発をするチームの場合、基本的には1年を一つのサイクルとしてプロジェクトを進めていく。したがって、季節感のあるオフィスのほうが、時間の経過と業務の進行状況をリンクしやすくなり、仕事の効率が上がる可能性がある。
ちなみに、商品開発チームの場合、四季の移り変わりと業務フェーズの関係は、次のようになっているという。
冬……「感じとる」
プロジェクトの最初の段階では、とにかくいろいろなことを感じとるよう努力する。日が短い冬なら、いつもより早めに家を出て普段と違う街や人の様子を観察してみる。クリスマスをはじめ、何かとイベントも多いことだし、たくさんの刺激を受けてデザインに生かそうと思う。
- 【想定される仕事の一例】
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- 海外にいるマーケティング担当者との情報交換
- メンバーによる情報共有のための気軽な打ち合わせや雑談
- デジカメで働いている人の様々な動きを観察・記録して新しい商品のヒントを探す
- トレンド分析やユーザースタディなどからの情報収集
春……「アイデアを出す」
たくさんのことを感じとったら、次はそれをアイデアとしてアウトプットする。芽吹きのパワーを受けながら、じっくり腰を据えて仕事ができるこの時期、オフィス内外の空間をフル活用しながら、今までインプットしてきたものをできるだけ多くアイデア化する。
- 【想定される仕事の一例】
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- みんなで情報交換しながらアイデア出し
- アイデアをホワイトボードに書き出して検討
- 屋外で気分を変え、さらにアイデアを練る
- 通りかかった他のメンバーとの意見交換
- 社内アイデアコンテスト
夏……「形にする」
アイデアを出し、絞り込む作業を経て、徐々に形にしていく。実際に形にしてみると、新しい発見と同時に問題点も次々に浮かんでくる。トライ&エラーを繰り返しながら、アイデアを理想の形(商品)に近づけていく。
- 【想定される仕事の一例】
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- アイデアのプロトタイプを作るため、試作品を囲んでディスカッション
- アイデアをもう一歩先に進めるためのデザインコンテスト
- プロトタイプを社内で使ってもらい、定点観測や意見を聞いて、さらなる検討
- 商品検討室で修正をかけ完成度を高める
秋……「発信する」
新しい商品の製作もいよいよ大詰めになり、各方面からさまざまな意見が入ってくる。コクヨグループの他の会社のメンバーとも交流しながらプロトタイプの実現性を検討し、最終的に完成度の高い商品として市場に発信していく。
- 【想定される仕事の一例】
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- プロトタイプを商品検討室にディスプレイして異業種の人たちからも意見を収集
- 製品化を進めているプロジェクトの社内プレゼン
- 生産へ移管
「ここにあげたのは、企業における業務の一例に過ぎませんが、商品開発でなくても創造性が発揮される仕事であれば、何らかの時間的なサイクルがあるはずです。したがって、四季の移り変わりという『時間』を意識させるほうが、かえって効率的に仕事を進められるのではないでしょうか」(一色氏)
実際、季節感のないオフィスでは、仕事をついつい後回しにし、少しずつスケジュールが遅れていくということがよくある。
「エコライブオフィスでは、『適業適季』のワークスタイルが自然に持続できるように、様々な工夫をしています。その結果、省エネと創造性・生産性の向上という、2つの目的を達成できるオフィス空間になったのです」(一色氏)











